労働問題を研究するシンクタンク労働運動総合研究所などが発表したところによると首都圏で20代の男性が生活するには、月額約23万円必要で、時給に換算すると、1,345円だそうです。
現在の東京都の最低賃金は、766円となっており、大きく隔たりがあります。
産業別最低賃金については、12月31日に、約10円あがりますが、それでも、817円から832円の間に分布しています。
時給766円ですと、勤務時間173.8時間とすると、月額約13万となり生活できない金額です。
調査に携わった方のコメントに、「大幅な引き上げが必要」というものがありました。
実際、最低賃金で働くことは少ないかと思いますが、引き上げも必要かもしれませんね。
しかし、雇用するのは、企業です。
最低賃金を引き上げても、企業が雇用を継続できなければ意味がありませんので、企業側が雇用しやすい環境を整えることもあわせておこなってほしいものです。