医療法人の定款(寄付行為)の変更。

こんにちは、行政書士の高です。

昨日は、行政書士会の医療法人に関する研修に参加してきました。

平成19年の医療法の改正点に関する研修で、50名ほどの参加者がいたようです。

医療法人を業務として取り扱っている方が周りにいなかったので、参加する方が少ないかなと勝手に思っていたのですが、思ったより関心があるようです。

 

医療法人の取扱いに関し、今後、国は、非営利性を求めていくような流れになっていくとのことです。平成19年の改正に関しても、医療法人の残余財産に関しては、出資持分ではなく、出資額までの帰属となり、残りは、国・地方公共団体等に帰属するとのことです。

また、過去3年間の事業報告書・定款(寄付行為)等については、誰でも閲覧できるようになり、透明性を高めるような方向に進んでいます。

 

また、今回の改正に伴い、すべての医療法人の定款(寄付行為)を、改正を踏まえた定款(寄付行為)にするよう変更認可申請が必要となります。

提出期限は、平成20年3月31日までですが、期限に近くなると込み合いことが予想されます。

難しいものではありませんので、早めに提出するほうがよいかと思われます。

 

医療法人の定款・寄付行為に関する詳細は、弊社ホームページのこちらをご覧ください。

    ↓

医療法人の定款・寄付行為変更手続き

現物出資は手間がかかる。

こんにちは、行政書士の高です。

会社を設立する際の出資に、現金以外に、自分が所有する資産を出資することができます。

これを現物出資といいますが、具体的には、パソコンや機材・車などを出資することができます。

ただ、現物出資する際には、その資産が、その方の所有物であることが必要となります。

車や不動産などは、名義で特定できますが、パソコンなどは特定できません。

名前が書いてあるわけではありませんので。

書いたとしても意味がありません。

その意味も含めて、その物が特定できる情報を詳細に定款に記載しておく必要があります。

パソコンでいえば、メーカー名・年式・製造番号などパソコン本体のラベルに記載されている情報です。

 

1つや2つならすぐに情報を調べることができますが、多くなると、それだけでめんどうになります。

僕もお客様に、情報を記入していただくシートを渡すたびに、

「めんどくさいだろうな~」

と思ってしまいます。

 

この手間をかけることができれば、登記簿上の資本金が増えますので、資本金を多くしたいあるいはおおくしなければいけない場合には、活用したい制度ですね。

 

ただし、現物出資は、出資者本人の所有物である必要がありますので、ローンが残っている車は、ローン会社が所有者になっており、現物出資できませんので、ご注意ください。

 

 

 

値上げ。

こんにちは、行政書士の高です。

食料品・ガソリンの値上げなど生活に欠かせない物の値上げが続いています。

先日、ガソリンを入れた際も、灯油と合わせて、約1万円でした。

ガソリンスタンドをみてみると、1リットル145円ですので、60リットルで8,700円。

10年前ぐらいですと、1リットル90円前後だったと思いますので、62%アップです。

1回にすれば、数千円ですが、年間にすると、万単位になってしまいます。

僕も仕事で車は必ず使うので、ガソリンを入れないわけにはいきませんが、運送業をはじめとして、何台も車を使う企業にとっては、大きな問題です。

建設業の方も2台で現場にいっていたところを1台にしたりして節約しているそうですが、限界がありますね。

 

結局は、ガソリンの価格がもとにもどるのを期待しながら、会社に現金を残しておき、このような事態に備えるしかないかと思われます。

平成19年度行政書士試験。

こんにちは、行政書士の高です。

昨日は、平成19年度の行政書士試験でした。

受験生のみなさんは、お疲れ様でした。

行政書士試験は、難関の国家試験の1つとなっていて、合格率は、

平成15年度・・・2.89%

平成16年度・・・5.33%

平成17年度・・・2.62%

平成18年度・・・ 4.79%

と毎年、5%前後です。

合格判定は、割合ではなく、点数ですので、それだけ難しいということですね。

行政書士試験問題は、少しずつ変更があり、昨年から、単語の記述式にかわって文章を書かせる問題となったり、一般教養の問題を減らしたりしています。

 

ただ、いろいろ変更があるのですが、行政書士試験問題は実務に直結しないというようなことも言われています。

法令に関しては、憲法・民法・行政法・商法(会社法含む)・基礎法学となっていますが、これらの法律は基礎的なものですので、そのままでよいかと思いますが、さらに建設業や運送業など実務的な法律をいくつかリストアアップして、選択できるような試験にしたほうがよいかと思われます。

行政書士が取り扱える業務範囲はひろいのですべては無理ですが、主要業務に関しては、実務にすぐ関係するような問題があると、有益かと思います。

 

しかし、試験問題が増えるとますます、合格率が下がってしまいますので、難しいところですね。

 

マネではいけない!

こんにちは、行政書士の高です。

ある方から、似たホームページがあると教えていただき、見てみると、タイトルとホームページの下の部分(ヘッダー)が僕のホームページと類似・同じでした。

僕のホームページのマネをしたのは、一目瞭然ですが、何とも残念な話です。

僕も他の会社のホームページを見て、参考にさせていただくことはありますが、あくまでエッセンスです。といっても、ほかの業界の方のホームページのほうが参考になりますが・・・。

 

今回、発見したホームページは、提供しているサービス内容・価格に違いはありますので、全体としてのコンテンツは、違います。

ただし、ホームページを見てみると、どこの部分を僕のホームページのマネをしたのかすぐにわかります。

僕が作成したので、当たり前です。

 

ホームページのタイトルも類似しているので、同じところかと思われると迷惑ですので、改善を促します。

 

マネをされることは、気分が悪いのと同時に、自分のホームページをよいと思ってもらえているという部分もあり、やや複雑です。

 

マネをしてよいのは、エッセンスであって、そのものではないことに気付いてほしいものです。 

 

 

 

検索エンジン依存。

こんにちは、行政書士の高です。

先日、ヤフーの検索結果の順位づけの方法が少し変わりました。

このおかげで、弊社のホームページは、ヤフーにおいて順位を下げました。

ここ3カ月ぐらいは、1位でしたので、ショックです。

 

といっても、順位が下がったからといって、売上が下がったわけではないので、あまり関係ないです。

 

しかし、もし、検索エンジンから削除されたら・・・・

 

これは、死活問題です。

弊社は、現在、ネットでの集客が半分以上を占めておりますので、大打撃となります。

 

以前から、検索エンジンに依存するのはよくないことは十分わかっていたつもりですが、今回の結果を踏まえて、検索エンジン以外からの集客を強化していきたいと思います。

今からできることをやり、来年、結果が出るようにいろいろ試していきます。

 

入口は多ければ多いほどよいですしね。

 

儲かる会社の構造。

こんにちは、行政書士の高です。

会社設立手続きのサポートという仕事をしていると、お客様との雑談でいろいろなことを聞かせてもらえます。

その中で、経営という観点から非常に勉強になることが、儲かる会社は、

年間売上の予測がたつように営業している

ということです。

毎月売上がある場合もあれば、一定の時期に売上がある場合もあります。

つまり、固定のお客さんがいるということです。

固定のお客さんを獲得することで、年間、売上を読むことができますので、売上に応じて、従業員を雇ったり、事務所を借りたり、設備投資をおこなったりすることとができます。

 

これが、毎月のように新規のお客さんを獲得しなければいけない状況ですと、年間の売上の見通しの立てようがありません。

毎日ドキドキで、夜も眠れないです。

従業員を雇ったり、事務所を借りたりというような固定費を増やすような経営は怖くてできません。

 

年間ベースで売上があがる仕組みをつくること 

 

儲かっている会社は、この仕組みがあるんでしょうね。

 

 

飲食店は大丈夫?

こんにちは、行政書士の高です。

最近、食品に関する偽装発覚が相次いでいますが、なぜ、飲食店の偽装の発覚がすくないのでしょうか?

ミスタードーナッツは、自己申告で、賞味期限切れのものを使用していたことを発表しましたが、それ以外の飲食店も賞味期限切れの食材や産地を偽って商品を提供しているところがあることは容易に想像できます。

 

先日、チェーンの居酒屋さんに行ったときのことですが、刺身の盛り合わせを注文したところ、まぐろがあったのですが、色がヅケかと思うくらいの色でした。賞味期限の範囲かどうかはわかりませんが、非常に気分が悪かったです。

お店に何もいいませんでしたが、その後、生ものを頼む気にはなれなかったので、揚げ物ばかり頼んでいました。

といっても、生モノですら、そういう状態ですから、揚げたり焼いたり加工した場合はもっと心配ですが。

 

こういう飲食店に関しては、信用がなくなりますので、淘汰されていくことになるかと思いますが、その前に、食中毒など利用者に被害がでなければいいですけどね。

 

 

出資をしてもらうときの注意点。

こんにちは、行政書士の高です。

会社をつくる際に、自分以外の方から出資をしてもらう場合もあるかと思います。

親・兄弟・親戚のほかにも、取引先や友人などの場合もあります。

出資してもらうことで、資本金が多くなり信用力があがりますし、その資本があることで経営にゆとりがでるというメリットがあります。

 

ただ、一方で、関係が悪くなったときや出資してくれた方の状況が変わった時などは、よくないことが起こる可能性があります。

例えば、出資してくれた方が金銭的に困れば、株を他人に売る可能性があります。経営でがんばっている社長の知らない人に自分の会社の株を保有される可能性があるわけです。

株式の譲渡制限がついていても、持ち株比率によっては、こういう場合があります。

※ この場合、譲渡については、代表取締役の承認が必要と定款で規定しておくことで回避できます。

こうなると、安心して経営に専念できなく恐れがあります。

また、会社が儲かってくると、株の価値があがってきますので、株の買い取り請求をされると、株の現在価値によっては、多額の資金が必要になります。

1株5万円を20株保有していて、現在価値が、1株10万円になったら、200万円必要になります。

このことで、現金がショートし、会社の運営に支障をきたす場合もあります。

 

他人から出資してもらう場合には、上記のメリット・デメリットを十分考慮する必要があるかと思います。

 

自分に正直に。

こんにちは、行政書士の高です。

企業の不祥事が相次いでいます。

雪印、三菱自動車工業のリコール隠し、ライブドア粉飾決算、耐震強度偽装事件、明治安田生命の保険金未払い、ミートホープ・白い恋人・赤福・鶏肉の偽装事件など、覚えている中でもいくつもあがってきます。

このような企業の不祥事に対しては、まさにコンプライアンスを徹底するということが、不可欠となりますが、それ以前に、トップが1人の人間としての感覚を忘れなければずいぶん減るのではないかと思います。

企業としてやっていることを、「自分がされたらどうか?」と自問するだけでも一線を越えるのをやめることができるのではいでしょうか?

 

・豚肉をまぜているのに、牛肉だと偽ったものを買わされたら・・・

・耐震構造に問題があるマンションに自分が住むとしたら・・・・

 

自分に問いかけてみる

企業が商品・サービスを提供する前に、最初にやっておくべきことかもしれません。