会社を設立して、まず、やることといえば、会社の口座を作ることです。
銀行口座を作る際には、印鑑と開設にきた人の身分証、会社の登記簿謄本(登記事項証明書)、銀行によって会社の印鑑証明書が必要となります。
この登記簿謄本ですが、いろいろな種類があり、一般的には全部事項証明書の履歴事項証明書(変更履歴が記載された一番詳しいもの)を請求するかと思います。
全部事項証明書には履歴事項証明書のほかに現在事項証明書と閉鎖事項証明書があります。
現在事項証明書は、現在の情報のみが記載されたもので、閉鎖事項証明書は会社の管轄が変わった場合に、閉鎖された情報が記載されたものです。
会社を設立したばかりの場合、現在事項証明書も履歴事項証明書もよほどすぐに変更手続きをしない限り、同じ情報のはずです。
ただ、ある金融機関では、一番詳しい登記簿謄本が必要ということで、設立して間もない会社でも履歴事項証明書の提示を求められます。
登記簿謄本は、安くなって1通700円で取得できますが、余計な出費を防ぐうえでも、銀行口座を開設する際は、「履歴事項証明書」を持参したほうがよいと思います。