会社を設立するときの資本金はいくらでもOKです。
「1円で会社が作れる!」と聞いたことがあるかもしれませんが、本当に資本金は、1円でも10万円もいくらでも構いません。

ただ、資本金を1円で会社を設立してしまうと、事務用品の購入や家賃などの支払いなど、会社として払わなければいけない経費を出せない可能性がありますので、資本金は運転資金を目安にして決めるとよいでしょう。具体的には、1ヶ月の運転資金を予想し、何ヶ月分かを資本金とします。

もっとも、会社設立前から売り上げがある場合には、会社設立後の運転資金も利益から出すことができますので、あまり神経質になる必要はありません。

また、資本金は、会社の規模を表しますので、新たに取引をするかどうか決めるときの基準の1つとなることがあります。他の会社からの視線を気にしなければいけない場合には、ある程度の資本金を用意しておくとよいでしょう。

「どうしても現金がない!」という場合には、物を資本金に入れることもできます。たとえば、今の価値が10万円のパソコンが5台あるときには、合計50万円を資本金とすることができます。これを現物出資といいます。
500万円までなら自己責任において物の価値を見積もり、資本金に入れることができます。

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