こんにちは、行政書士の高です。
会社をつくる際に、自分以外の方から出資をしてもらう場合もあるかと思います。
親・兄弟・親戚のほかにも、取引先や友人などの場合もあります。
出資してもらうことで、資本金が多くなり信用力があがりますし、その資本があることで経営にゆとりがでるというメリットがあります。
ただ、一方で、関係が悪くなったときや出資してくれた方の状況が変わった時などは、よくないことが起こる可能性があります。
例えば、出資してくれた方が金銭的に困れば、株を他人に売る可能性があります。経営でがんばっている社長の知らない人に自分の会社の株を保有される可能性があるわけです。
株式の譲渡制限がついていても、持ち株比率によっては、こういう場合があります。
※ この場合、譲渡については、代表取締役の承認が必要と定款で規定しておくことで回避できます。
こうなると、安心して経営に専念できなく恐れがあります。
また、会社が儲かってくると、株の価値があがってきますので、株の買い取り請求をされると、株の現在価値によっては、多額の資金が必要になります。
1株5万円を20株保有していて、現在価値が、1株10万円になったら、200万円必要になります。
このことで、現金がショートし、会社の運営に支障をきたす場合もあります。
他人から出資してもらう場合には、上記のメリット・デメリットを十分考慮する必要があるかと思います。