こんにちは、行政書士の高です。
会社を立ち上げると、いろいろな場面で、登記簿謄本を求められることがあります。
・銀行口座を開設するとき
・役所への手続き
・事務所を借りるとき
・信販会社との契約
・駐車場を借りるとき
などなどいろいろです。
必要にも関わらず、登記簿謄本は、普通に生活していると必要になることがありませんので、登記簿謄本になじみのない方から「よくわからない」という質問をたまに受けますので、基本的なことを書いてみます。
登記簿謄本とは、読んで字のごとくですが、登記簿の謄本(コピー)です。
登記簿というのは、会社の情報を掲載している名簿のことで、会社名・住所地・資本金・役員・代表取締役といった会社の基本的な情報がのっています。
ですので、ある会社と取引をする場合には、その会社の登記簿謄本をみれば、ある程度の情報がわかることになります。
それで、上記のような場合に、登記簿謄本の提出を求めるわけですね。
この登記簿謄本は、法務局で取得でき、登記簿謄本には、大きく分けて、全部事項証明書・一部事項証明書があります。
また、それぞれに、
・今までの会社の歴史がある程度わかるものとして、「履歴事項証明書」
・今、現在の会社の情報がわかるものとして、「現在事項証明書」
・古い会社の情報がわかるものとして、「閉鎖事項証明書」
があります。
登記簿謄本を求められるときには、履歴事項全部証明書を取得しておけば問題ないかと思われます。
逆に新しく取引しようとしている会社がある場合には、法務局で登記簿謄本を取得して、取引するかどうかの検討材料としていただければと思います。